VPSを契約しよう!契約~サーバ作成までの手順を解説(KAGOYA VPS, ConoHa)

この記事は、シリーズ「VPSでdiscord.py Bot開発&運営」の一部です。( 2 / 5 )

今回の記事の内容

VPSを契約し、サーバを作成するまでの手順を紹介します。
そもそもVPSとは?という疑問をお持ちの方は、前回の記事をご覧ください。

紹介するVPSについて

紹介するのは、筆者が使っている以下の2つのVPSサービスです。

VPSの契約について迷われている方は、下記の記事も参考になるかもしれません。
[VPS] KAGOYA Cloud2とConoHaの2GBプランを比較

契約するプランについて

契約するプランはそれぞれのVPSで最も安価・低性能なプランです。低性能とはいえ、Discord botを動作させるのに関しては全く問題ないスペックです。
もちろんお好みで上位プランを選択しても、チュートリアルを進める上での影響はありません。

SSHキー(ログイン認証キー)の追加について

手順の中で、SSHキーをVPSに追加する、というものがあります。
この手順を行っておくと、VPSサービスがサーバをセットアップする際、ここで登録したSSHキーをOSに追加してくれます。
インスタンス作成後、すぐにSSHログインできるようになるので、非常に便利です。よくわからない場合、とりあえず、やっておきましょう。

KAGOYA VPSでVPSサーバを作成する手順

申し込みを行う

カゴヤ・ジャパン公式サイトにアクセスし、画面下部「お申込みはこちら」をクリックし、画面表示のとおりに登録を完了します。

VPSインスタンスを作成する

管理画面にアクセスする

このページにアクセスし、ログインします。
※ 筆者が登録したとき、登録時に入力したパスワードでどうしてもうまくいかず、一度ロックアウトされてしまいました。
ログインできないときは、早めにパスワードをリセットしましょう。

KVM管理画面を開く

「KVM」タブをクリックします。

サーバを作成

「インスタンス作成」をクリックします。

スペック、OS選択

任意のOSを選んで頂いて構いませんが、本チュートリアルでは、「Ubuntu 14.04 64bit」をベースに説明を行いますので、こだわりがなければ、Ubuntu 14.04 64bitを選択してください。

SSHキーの追加

「ログイン用認証キー追加」をクリックします。

開いた画面を確認し、そのまま「登録」を押します。

以下のように、ログイン用認証キーが追加されればOKです。
また、このとき、ブラウザにSSH秘密鍵がダウンロードされます。これはSSHクライアントを使って接続する際に必要になります。また、再ダウンロードはできません。なくさないように、大事に保管しておきましょう。

作成

利用料金を確認し、問題なければ「インスタンス作成」ボタンを押して完了です。

セットアップ待機

カゴヤ・ジャパンでは、インスタンスの設定を完了してから準備が完了するまで、数十分かかります。
しばらく待ちましょう。

IPアドレスの確認

インスタンスのセットアップが完了したら、サーバ一覧で確認できます。

ConoHa VPSでVPSサーバを作成する手順

申し込みを行う

ConoHa VPS 公式サイトにアクセスし、画面下部「お申込みはこちら」をクリックし、画面表示のとおりに登録を完了します。

VPSインスタンスを作成する

管理画面にアクセスする

ログインページからログインします。

「サーバー追加」をクリック

管理画面が「VPS」タブになっていることを確認し、「サーバー追加」ボタンをクリックします。

スペック、OS選択

任意のOSを選んで頂いて構いませんが、本チュートリアルでは、「Ubuntu 14.04 64bit」をベースに説明を行いますので、こだわりがなければ、Ubuntu 14.04 64bitを選択してください。

rootパスワードの入力

【重要】かならず堅牢なパスワードを設定してください
具体的には、アルファベット大文字、小文字、数字、記号をすべて含み、かつ、よくある文字列(P@ssw0rd!など)は避けてください
自分専用のVPSだからといってよくあるパスワードにしていると、SSHの設定によっては、あっというまに辞書攻撃でrootが取られてしまいます。

SSHキーの追加

「オプションを見る」をクリックします。

「SSH Key」の右のボタンのうち、「キーを新規作成」をクリックします。
「自動作成」を選択し、「追加」をクリックします。

開いた画面の「ダウンロード」をクリックすると、ブラウザにSSH秘密鍵がダウンロードされます。これはSSHクライアントを使って接続する際に必要になります。また、再ダウンロードはできません。なくさないように、大事に保管しておきましょう。

作成したSSH Keyが追加されているのを確認してください。

作成

画面右端に表示されるスペックと料金を確認し、問題なければ「追加」をクリックします。

セットアップ待機

ConoHa VPSでは、インスタンスの設定を完了してから数分でセットアップが完了します。
しばらく待ちましょう。

IPアドレスの確認

インスタンスのセットアップが完了したら、サーバ詳細画面で確認できます。
サーバ詳細画面は、サーバ一覧→サーバ名をクリックで表示できます。

共通の手順

サーバの電源はOFFにしておく

もし初期設定を後日にまわすのであれば、セットアップが完了次第、サーバの電源は落としておきましょう。
いまあなたが作成したVPSサーバは、すでに全世界に向けて公開されています。
「ぽっと作っただけのサーバだから、誰も来ないでしょ?」と思うかもしれませんが、攻撃者は、IPアドレス総当たりで攻撃を行っています。
例えば、SSHのポートを22にしたままにしておくと、1晩で平均100~10000回ほどのログイン試行を受けます。

立ち上げておくだけで乗っ取られるということではありません。ですが、セキュリティを万全にするまでは、念には念を入れ、物理的に攻撃を受けない状態にしておきましょう。

まとめ

VPSを契約し、はじめてのインスタンスを作成する手順について説明しました。
この手順を実施しても、すぐにインスタンスを削除すれば、かかるお金は数円~数十円です。気軽に挑戦してみてください。

次回は作成したVPSインスタンスに、実際にSSHクライアントで接続します!

この記事は、シリーズ「VPSでdiscord.py Bot開発&運営」の一部です。( 2 / 5 )