Discord Bot開発のチュートリアル本「Discord Bot開発実践入門」を発行します

2020年9月発行の技術同人誌「Discord Bot開発実践入門」について紹介します。

Discord Bot開発実践入門

概要

Discord Botを作ってみたい人に贈るチュートリアル本です。

本書は、「手を動かせば絶対できる!」をキャッチコピーにしているとおり、誰でも動くBotを開発できるようになる、Discord Botのチュートリアル本です。言語はPythonで、discord.pyというライブラリを使用します。

初心者の方が行き詰まりがちな環境構築からBotに高度な機能を実装するところまで、豊富なスクリーンショットを添えてしっかり解説。macOSとWindowsに対応しています。プログラミング未経験者によるレビュー済みなので、Bot製作がはじめての方でも安心。
プログラミング初心者にも学びやすいといわれるPythonを使って丁寧に開発していきます。

価格・頒布形態

電子版+冊子を1,400円(送料無料)で頒布します。これは技術書典9(9/12~9/22)での特別価格で、会期終了後はBOOTHにて1,800円(送料別)で頒布予定です。A5サイズ、148Pです。

https://techbookfest.org/product/5755158612934656

著者プロフィール

関西在住のソフトウェアエンジニア。50万人の利用する日本語読み上げDiscord Bot「shovel」を開発・運営。
既刊:DiscordBot運営実践入門

内容紹介

試し読みPDF

「第1章 予備知識 – DiscordとPython」「第2章 開発全体マップ – 作るBotの全貌」をまるまる試し読みできるPDFを用意しました。詳細な目次も含まれています。本書の内容確認にご活用ください。

ダウンロードはこちら

本文紹介

本文の内容を一部ピックアップして紹介します。

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Botの実装方法について、ソースコードを全体を掲載するだけでなく、部分部分について細かく解説を入れています。また、チュートリアルではすべての動作についてスクリーンショットによる動作例を掲載していますので、正しくプログラミングできたか一目でわかります。

また、本文中のサンプルコードはすべてGitHubのリポジトリにまとめてあり、かんたんに利用できます。

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「手を動かせば絶対できる」をキャッチコピーにしてはいますが、ただ本文をなぞって動かして終わりの本ではありません。動作の根拠やしくみについて、豊富な図をつかって解説しました。また、Botづくりのアイデアも本の随所に散りばめています。

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チュートリアルで行き詰まりがちなフォルダ構成などもすべて掲載。どのファイルにどのようなコードを書くべきなのか、ひと目でわかります。また、サンプルコードはGitHubから閲覧できますが、これもコードの断片ではなく、そのままでBotが動くフルセットのサンプルを掲載しています。

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チュートリアルとは別に、逆引き辞典のようなサンプル集も、ソースコードとスクリーンショット付きで掲載。もちろんこれも動作するソースコードをGitHubからダウンロードできます。

本書の構成

本書では、初歩的な内容のBotをまず製作し、そのBotをどんどん成長させていく形でDiscord Botの機能について学びます。以下は本文からの引用です。

本書の構成については、試し読みPDFの第2章で詳しく説明しています。

目次

より詳細な目次は、試し読みPDFでご確認ください。

第1章 予備知識 - DiscordとPython
 1.1. ボイスチャットサービスDiscord
 1.2. プログラミング言語Python
 1.3. Bot開発フレームワークdiscord.py

第2章 開発全体マップ - 作るBotの全貌
 2.1. そもそも、Botってなんだろう
 2.2. おたすけBotを作ろう
 2.3. 開発ステップを紹介

第3章 開発環境 - 開発の準備をしよう
 3.1. Botの開発環境について知ろう
 3.2. 環境を構築しよう
 3.3. 動作確認をしよう

第4章 準備編 - Botの準備をしよう
 4.1. Botアカウントを作成しよう
 4.2. テスト用Guildを作ろう
 4.3. Discordの権限について知ろう
 4.4. BotをGuildに招待しよう

第5章 初級編 - Python仮想環境・イベント
 5.1. Python仮想環境を作ろう - venv
 5.2. discord.pyをインストールしよう
 5.3. プログラミングの基礎用語
 5.4. Botにログインしてみよう
 5.5. イベントについて知ろう

第6章 中級編 - コマンド・対話的処理・UI
 6.1. トークンを隠そう
 6.2. Gitリポジトリを作ろう
 6.3. Botにコマンドを追加しよう - Commands
 6.4. Botと対話的にやりとりしよう
 6.5. メッセージを見やすく表現しよう - Embed

第7章 上級編 - Cog・パラメーター・定期処理
 7.1. Botの機能をファイルに分割する - Cog
 7.2. Cogについて詳しく知ろう
 7.3. Commandをもっと便利に使おう
 7.4. Botに定周期で処理をさせよう - Task

第8章 Bot開発のタネ - 便利な機能・コード集

こんなあなたにおすすめ!

以下のいずれかに該当する場合、ぜひ本書を読んでください!

Botをつくってみたい!

ぜひこの本を読んでください!
Botを作ってみたいという明確な目標がある方には自信を持っておすすめできる一冊です。

Pythonでなにかしてみたい!

ぜひこの本を読んでください!
Discordは近年開発者コミュニティの場としても選ばれている人気のボイスチャットサービスです。ボイスチャットだけでなく、テキストコミュニケーションも充実しています。
Discordについて知らなくても大丈夫。Discordの使い方や用語もしっかり解説しています。

プログラミングやったことないけど興味がある

ぜひこの本を読んでください!
プログラミング未経験者の方に協力をいただき、プログラミングに不慣れな方でもBotを動かせるようになることを考えて書いた本です。
いきなり本書を最後までやり遂げることはもしかしたら難しいかもしれませんが、きっと「動いた!」という楽しみは味わえるはずです。

プログラミングはできるけど、なにをしたらいいかわからない

ぜひこの本を読んでください!
以下は本書のあとがきの引用です。筆者は「プログラミングで何かしたい!」という気持ちを応援しています。

良い時代になったもので、どんな分野の技術であっても、Web上を少し探せばチュートリアルを見つけることができます。チュートリアルに従ってプログラムを組めば、流行の技術についてひとつ経験を積むことができます。ここでよくある悩みとして、「はじめの一歩は達成したけど、作りたいものが思い浮かばず開発をやめてしまう」というものがあります。
世の中には「作りたいものがないなら開発なんかしなくていいのではないか?」という意見もありますが、私はそうは思いません。「プログラミングで何かやってみたい!」という気持ちはあれど、具体的に何を作ればいいかわからない、という時期は私にもありました。「これを作りたい!」を見つけるお手伝いをできる本にすることが、今回の執筆での課題のひとつでした。
この本が、「こうすれば便利かも」「こんなことをやってみたい」といった「開発のタネ」を見つけて、あなたのプログラミング生活とDiscord生活をより楽しくするきっかけになることを願っています。

技術書典9での購入がお得です

繰り返しになりますが、技術書典9会期中(9/12~9/22)は電子版+冊子を1,400円(送料無料)で頒布します。会期終了後はBOOTHにて1,800円(送料別)で頒布予定です。もし試し読みPDFをご覧のうえで本書を気に入っていただけましたら、ぜひ技術書典9会期中にお手にとって頂けると幸いです。

https://techbookfest.org/product/5755158612934656