[discord.py] Discord botユーザを作成し、トークンを取得する手順

この記事は、シリーズ「discord.pyでBotを作ろう」の一部です。( 2 / 4 )

Botユーザを追加

Discord Botをつくるには、投稿者であるあなたのアカウントとは別に、Bot用アカウントを用意する必要があります。
Bot用アカウントを作る手順は、通常のアカウント登録とは異なります。以下にその手順を記します。
もしあなたが自身のDiscordアカウントをお持ちでない場合、アカウント作成とログインを済ませてから以下に進んで下さい。

※ 操作は、都度表示される注意事項などを確認の上行いましょう。

アプリケーションの作成

Botを追加する前に、まずはアプリケーションを作成します。

Discord Developer Portalにアクセスし、「Create New App」をクリック

任意の名前を付け、「Create」をクリック

botユーザの追加

次に、先程追加したアプリケーションに属するBotユーザを作成します。

「Bot」をクリック

「Add Bot」、「Yes, do it.」をクリック

Botが追加されました。

トークンを取得

あなたの手元のプログラムからBotユーザにログインするには、「Token(トークン)」が必要です。
これはIDとパスワードのセットのようなもので、これをdiscordのサーバに提示することで、Botユーザの所有者であるということを証明することができます。

「Copy」を押すと、あなたのBotのトークンがクリップボードにコピーされます。

重要!トークンの管理は厳重に

トークン漏洩に注意

さきほど、「トークンはIDとパスワードのセットのようなものだ」と書きました。
つまり、このトークンを他人に知られてしまうと、あなたのBotにログインされてしまいます
Botユーザにログインできるというのは、つまり、(Botの持つ権限によりますが)Botが参加しているサーバの情報や、サーバのメンバ一覧などを取得することができる、ということです。
自分のみならず、Botのユーザにも迷惑がかかることになりますので、絶対にトークンは漏れないようにしましょう。

トークン漏洩対策

具体的には、以下のようなことに気をつけるようにしましょう。

  • 質問サイト等にコードを投稿するときに、トークン文字列が書かれたままになっていないか確認する。
  • Gitリポジトリにトークン文字列を混入させない。自分専用のプライベートなリポジトリだとしても、後々忘れてうっかり公開などの事故は起き得ます。
  • そもそも、コード中に直接トークンを書かない。別ファイルに書き、それをimportするなどして使うようにする。

もし漏らしてしまったら

もしうっかりトークンを漏らしてしまった場合、すみやかにアプリの管理画面より、「Bot」→「Regenerate」をクリックしましょう。
既存のトークンは無効になり、現在動作中のBotは動作を停止します。

サーバへの招待(招待URLの作成)

Botを新しく招待できるのは、権限をもらっていない限り、自分が作ったサーバに対してのみです。自分のサーバを持っていない場合、Botテスト用にひとつ作っておきましょう。

OAuth2設定画面を開く

種別、権限を選択

下の「Bot」をクリックすると、チェックボックス群の下部にURLが表示されます。このURLにアクセスすると、Botを自分のサーバに招待することができます。

※ 使うのが自分だけであればこの手順で構いませんが、実際に公開する際は、与える権限を必要なものだけに絞って招待するようにしましょう。

ブラウザにURL貼り付け

新しくブラウザを開き、先程コピーしたURLをアドレスバーに貼り付けます。

Botの招待

「Add a bot to a server」の下のコンボボックスであなたのサーバを選び、「Authorize」をクリックします。

招待に成功したら、以下のような画面が表示されます。

この記事は、シリーズ「discord.pyでBotを作ろう」の一部です。( 2 / 4 )